グリッドへ行ける選ばれし者
スーパーモトのスターティンググリッドはいつも華やかで楽しいし、このグリッドでの
パフォーマンスが楽しみでレースに参戦している方もいらっしゃることでしょう。
そんなスターティンググリッドを、2017年シーズンは安全面に配慮し、少しだけ変わります。
「スターティンググリッドには、当該クラス出場ライダーに登録されているピット
クルーとそのライダーのためにパラソルを持って立つ者1名、プレス、および必
要なオフィシャルの立ち入りが許可される。」
つまり、あらかじめピットクルー登録がされた、リストバンドを装着(SMJ主催の場合)している
最大4名のピットクルーと、パラソルガール(orボーイ)のみ、となります。
要は、傘持ち以外は「ピットクルーライセンス」を持っていないとグリッドにいけない。
ということです。
「そんなんじゃしらけちゃうじゃん!」という声もあるかもしれません。
自分も昔のような、仮装をした方々がグリッドを飾ったり、いろんな動物(?)がいたり、
楽しいパフォーマンスを魅せて観客を楽しませるのがスーパーモトの醍醐味ですし、
盛り上がった一因でもあることは十分認識していますし
これからも、皆様の楽しいパフォーマンスを期待しています。
でもね、全日本スーパーモト選手権は競技規則に則った「スポーツ」です。
ルールがあり、スポーツマンシップに則って競技することが求められていると思います。
アメリカのスーパークロスは、とてもド派手で華やかなレースに見えますが、厳しいルールの中で行われています。
ピットクルー、オフィシャル、プレス等、コース内にいるすべての人々はエリ付きシャツの着用が
義務付けられていますし厳しいパスコントロールで、中に入れる人、エリア等がキッチリ分けられているのです。
じゃあ、何故今厳しくしているのか?筆者は事務局の人間ですので、委員会の真意はわかりませんが
おそらく、よりスポーツとしての競技性を高めていく中での「安全性の確保」をする為
ではないかと感じています。グリッドに立つということは、コース上ですので、
マシンが突然走り出し追突される可能性もあります。なので、その安全を確保するのと、
いざという時の保険に対応させていただくためにピットクルーライセンス所持者のみが
グリッドに立てるようになったのだと思います。
でも、ちょっとだけ考えてください。ピットクルーライセンスを取得し、登録・受付を
済ませさえすれば、日曜日の入場料はかからないんですよ!
だから、年間数戦以上お手伝いをする方はピットクルーライセンスを取った方がお得だったりします。
また、スーパーモトだけでなくモトクロス、ロードなどのMFJライセンスを持っていれば、
追加1,500円でピットクルーライセンスが取れちゃうんですよ、知ってました?
それにそれに、モトクロス、ロード、トライアルのライセンス所持者は追加1,500円で
スーパーモトのライセンスも取れちゃいます(笑)
話がそれましたね・・・・(-_-;)
今シーズンのチーム体制はどうやってやろうか、この人とこの方にピットクルーライセンスを取ってもらおうか・・・
等々、もう一度お考えいただき、必要な方にはピットクルーライセンスを取っていただくなどのご準備を
始めていただければと思います。
P.S開幕戦、桶川の情報はもう少しお待ちくださいね。只今最終調整中です!!
桶川SPL鎌田さんが男気ある英断で盛り上がった昨年の大会。今年は彼が気合を入れて
さらに面白いことを仕掛けてくれそうな予感・・・・楽しみですね!